管理主の憂鬱

以前勤めていた会社で外勤をしていた頃の話です。
一度だけ、水・金・土と休みをとったことがありました。
(一月に8日しかない休みを無駄に使った例)
一度やってみたかったんだ、水金土。
分かりますかね、すいきんど。
この語呂を辿れば水・銀・燈に行き着くのですよ。
何を考えて生きているんだろうこの人はとため息ついて下さい。本人はそんなことだけで生きる気力が沸いてきています。

思い返せばあの頃は1日18時間は外にいました。
午前5:00に起き、6:00には家を出発。8:30までに草加の勤務地へ到着し、昼休み・昼食は取れるか取れないかの中、夜10:00過ぎまで現場で仕事。11:00くらいに会社に戻り、一日の後片付けと業務報告。11:40頃に帰り支度を整え、1:00頃帰宅。
風呂と夕飯を慌しく喰らい、2:00前後に就寝。そして、5:00起床。これを1ヶ月半くらいやりました。お陰で今より10?も痩せていましたが、筋肉痛や頭痛の類には日々悩まされていました。でも一回も遅刻はしませんでした。自分自身で成し遂げると決めた仕事でしたから。何故やめたのかというとやはり、自由のなさと上司からの不審でした。
社長や管理部長といったトップの方の覚えがめでたい分、中堅の長や現場責任者の方から疎まれて、また自身の慎重さゆえのスローな動きを咎められたり……
誰もが全員という訳では無いのですが、下請けの会社の人や別の業者さんが多数会社には出入りしていて、
「社員なのにたいした事無いな」みたいな視線にもやりきれなさがありました。今考えれば就職を焦って、どこかに雇ってもらえればそれでいいのだとしか思ってなかったですね。
会社をやめた原因は正直一人の人間の為に自分を精神的に支えきれなかったのが原因です。関係を全く修繕できずに常に悪化し続け、悪辣な言葉を投げかけられる日々にうんざりだったのです。その方は今思い返しても苦手なタイプの人です。一方的に自分の意見を押しつけて、異論は聞かない、というタイプの人です。自分が仕事を出来るという自負があるから、そういう態度を取られると思うのですが、こういったタイプの人がワンマン経営を行ってイエスマンしかいなくなってしまうんでしょうね……
まぁ過ぎたことはよしとしましょう。私の思い込みの部分もたぶんにありますし、大事なのは今からなのであって過去ではありません。今頃ですけど仕事を始める方、仕事をしている方。自分の心に正直になって今の仕事が自分にあっているのか?何も悩むことはないのか?我慢はしていないのか?
時間がある時に考えてみて下さい。身体の疲れや怪我などは休めば治ります。精神的なものはそう簡単には治ってくれません。我慢しすぎないことが大事ですよ。

結局、自分が傷つく事と誰かが傷つく事になるんだったら、自分の意見を押し殺してでも、自分が傷つく事を選んで誰にも話さず黙々と仕事をしたかっただけなんだ。
独りよがりで身勝手で何を考えているのか分からない奴。
人の内面なんて誰にも知りえないことだ。
だからこそ、その門戸を開くということは大事なのだろう。
相容れる人がいるから、その逆もまた然り。
自分から変化を受け入れて行かなければ、そして自分から意見を発信して行かねば誰も自分を理解できず、自分も誰かを理解できないままになる。
衝突を恐れていては萎縮してゆくだけだ。
自分にもっと自信をもって生きてゆくべきだ。
戯言は以上です。