文才のある人間は良く整理して考えられる。

自分は良く考えないで行動して、墓穴を掘るタイプだ。
そして、そういう自分は白黒つけたがっておきながら曖昧な灰色の海を漂い、善でもなく悪でもなく常に中途半端な道を歩んでいるのみである。自らの意思で動くことなく、流れに、大局に身を委ね、自分の意見すら言わないただの木偶だ。独活の大木なのだ。
傷付ける事と傷付けられる事をどちらも知ったが故に、卑屈に偏屈に臆病に対人関係を過ごしている。
無益な争いや揉め事を起こさない為に常に影に、地下にと身を隠し、最も有効である意見が出ればそれに便乗し、例え反対だと思っても回りが大多数の賛成であればそれに与した……
ただその己の保身や問題を発生させないために人の期待を反故にしたり、約束を違えたり……
だけど、もう悩むつもりは無い。
壁にぶつかるまで進路は変えない。人がそれは間違ってる!と言ったとしても仕事に妥協はしない。……それが仕事だ。
馬鹿な話だけど、自分が間違っていたと認識するまでまっすぐに行く。自分が〇か×か判断出来なければ結局は何も分かっていないことだから。良い事も悪い事も全て受け止めて、〇と×に区別してやる。